Studyplusトレンド研究所で今まで行ってきた調査からも、高校生たちは日常的にスマホやSNSを器用に使いこなし、情報収集やコミュニケーションを積極的に行っていることがわかります。
その他にも、TVや新聞などのマスメディア、知人の口コミなど、様々な経路から情報が出入りしているのが現代社会。
今回は、高校生たちの情報収集経路について、調査をしました。
また、いまは8月も終わりに差し掛かり、9月からはいよいよ本格的な受験シーズンを迎えます。
中でも、大学に関する情報をどこで仕入れ、またその情報を基にどのような行動を起こしているのか。
”大学”にフォーカスし、深堀した調査を実施しました。
<調査概要>
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校生)
回答者 : 300名
調査方法 : インターネット調査
調査時期 : 2022年7月20日〜7月25日
日常的な情報収集について
日常的な情報収集の手段について、上位3つを選んでもらいました。
上位3つまでに最も選択されたのは「YouTube」。全体の3割を超える結果となりました。
それに続く経路も、2位「Twitter」、3位「WEBニュース」、5位「Instagram」と、デジタルメディアが上位にランクイン。
一方で、4位には「学校の先生に聞いて」が入っており、口コミでの情報収集も多いことがわかります。
1位に選択された割合を見ても、上位5項目の順番は、同じ結果となりました。
テレビや新聞より、SNS・WEB媒体の影響力が強い結果となっております。
大学に関する情報収集について
ここからは、大学にフォーカスした調査結果です。
まず、高校生になってから知った大学があるか、という質問を聞きました。
結果、98.3%と高い割合で「高校生になってから知った大学がある」と回答を得ました。
高校生になってから、大学との接点が増えることが伺えます。
続いて、日常的な情報収集手段と同じ項目で、高校生になってから大学をしるきっかけになったもの、上位3つを聞きました。
高校生になってから大学を知るきっかけで最も多かったのは「学校の先生に聞いて」。
上位3つに選ばれた割合は約半数にのぼっています。
さらに4位には「友だち・知人から聞いて」が25.4%という形でランクインしており、口コミによる認知が非常に多いことがわかります。
また、上位3つに選ばれた2位は「YouTube」、5位は「WEB広告」と、デジタルメディアによる認知が多い結果となりました。
「WEBニュース」「Twitter」「Instagram」もそれぞれ10%以上と、一定数の回答を得ています。
1位に選ばれた割合を見ても、1位「学校の先生に聞いて」2位「YouTube」の順位は変わりませんでした。
大学の認知において、「学校の先生」「YouTube」の存在感の強さがわかります。
また、大学と出会った際の印象について、聞きました。
「大学を知るきっかけになったものは、具体的にどのような内容でどのような印象を持ちましたか?」という質問の投げかけに対しての回答を、一部抜粋して認知経路とともにご紹介します。
学校の先生に聞いて
『先生から自分の進路にあった大学を何校か紹介してもらって、大学についてあまり知らなかったので、多くて驚きました』
『学校の先生の紹介がきっかけで、学部学科また行きたい学科の研究内容までみっちり教えてもらいました。とても詳しく教えてくださったので良かったです』
『学校の授業で大学調べがあってその時に全国にある様々な大学を知りました。こんなにもたくさんの大学があるんだなあと改めて感心しました。』
『学校の進路説明会で進路指導の先生が教えてくれました。自分の進学への幅が広がったなと感じました。』
YouTube
『その大学の学生に話を聞いたりするYouTubeの動画で、その大学の雰囲気がわかり面白いと思った。』
『「知名度はないがお得な大学」というような内容のYouTubeで、首都圏に住んでいない私は知名度がある大学しか知らなかったのでとても役に立った』
『参考書のユーチューブの動画を見てどこどこレベルにはこの参考書という感じで言っていたので、そこからそのユーチューブチャンネルを見たり調べたりして知った。』
SNS
『自分の目指している分野の大学がインスタなどでたくさんおすすめで出てきたこと。』
『SNSでのクチコミや記事を見て色んな大学の細かな違いや雰囲気を知ることができた』
『Studyplusで時々くるお知らせでこれまで知らなかった大学を知ることが多いです。それぞれの大学に様々な特色があり、自分の進路を考える上で役に立てています。』
チラシ・パンフレット
『その大学のパンフレットをたまたまもらい、そのパンフレットの内容がとても丁寧で、面白そうな大学だなと思った。』
『オープンキャンパスのチラシで、その分野には興味ないけど面白そうだな』
続いて、高校生たちは大学を知った上で、何か行動を起こしたのか、という質問です。
大学を認知した高校生の6割以上が、何かしらの行動を起こしたと回答しました。
具体的には、どのような行動を起こしたのでしょうか。
最も多かったのは、「WEB・SNSで調べる」。3割を超える結果となりました。
2位は「オープンキャンパスに行く」で、「WEB・SNSで調べる」とほぼ同数。
それぞれの項目において、任意回答で得た特徴的なコメントを以下抜粋してご紹介します。
1位 WEB・SNSで調べる
『YouTubeを見たり、Googleで調べたりした。』
『インスタなどを随時更新チェックを気にするようになったり調べたり』
『Web検索をかけてみたり、学部ごとでどこが最先端なのか調べてみた。』
2位 オープンキャンパスに行く
『気になった学校のオープンキャンパスに行く』
『オープンキャンパスを予約した』
3位 様々な方法で調べる
『必要な科目や日程、キャンパスの場所について調べました。』
『その大学についての情報を調べたり、研究内容を調べて、興味のあるものがあるかを探した』
4位 パンフレット等、紙資料で調べる
『パンフレットを取り寄せました。』
5位 とにかく勉強を頑張る
『受験勉強の長期計画を立てた』
『今までよりも勉強量が増えた』
Studyplusトレンド研究所では、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーである若者に向けて、定期的に調査を行っています。
企業・教育機関などで、若者を対象とした共同調査や研究をご希望する方は、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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