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  • Studyplusトレンド研究所

中高生含む「Z世代」の約9割がSNSでフェイクニュース・デマを気にすると回答。“フォロワー数”“いいね数”も判断に影響

更新日:2023年3月7日




Studyplusトレンド研究所では、SNSに関する調査を定期的に行ってきました。

2022年4月18日(月)から4月19日(火)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で中学1年生から高校3年生のユーザー1,859人を対象に実施した「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」においては、「何らかのSNSを利用していますか?」という質問では93.5%が「はい」と回答しており、「SNSを利用し始めたのはいつですか?」という質問に対しては、83.8%が中学卒業するまでにSNSデビューをしているという結果を得ました。




一方で、中高生に限らずビジネスマンからシニア世代に至るまで、SNSを使っているような時代。

そこで、中高生に限らず「Z世代」と呼ばれる25歳以下のユーザー、また「X世代」「Y世代」にあたる26歳以上のユーザーも含めた調査を実施。様々な観点からSNSの利用実態に関して聞きました。


全3回に分けて調査内容をご紹介していきます。

第1回目は、SNS上での「フェイクニュース・デマ」に対する意識に焦点を当てて、ご紹介します。


 

<調査概要>

  • 調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(全年齢対象)

  • 回答者  : 3,494名

  • 調査方法 : インターネット調査

  • 調査時期 : 2022年9月16日〜9月22日


※本調査において、以下の通り世代を定義しました。

 「Z世代」と「X・Y世代」の定義は以下の通り。

属性

n数

Z世代(12歳~25歳)

2,708人

X・Y世代(26歳以上)

786人


※「Z世代」と「X・Y世代」をより詳細に区分した定義は以下の通り。

属性

n数

中学生(12歳~15歳)

773人

高校生(15歳~18歳)

1,362人

大学生・社会人等(19歳~25歳)

573人

ミレニアル世代(26歳~35歳)

261人

ロスジェネ世代(36歳~45歳)

238人

Z世代の親世代(46歳~55歳)

210人

バブル世代以上(56歳以上)

77人



 


SNS上において、フェイクニュースやデマは、一つの社会課題となっております。

世代ごとの意識はどのような状況なのでしょうか。


まずは、実際にフェイクニュースやデマを信じてしまった経験があるのか、という質問です。



「Z世代」では、6割を超える結果となりました。

一方で、「X・Y世代」は6割弱であり、「Z世代」が上回る結果となっています。



より詳細に世代別の結果を見ていくと、「Z世代」の中でも「高校生」「大学生・社会人等」でフェイクニュースやデマを信じた経験が多いことが分かります。

また、「X・Y世代」の中でも、「Z世代」に年齢が近い「ミレニアル世代」は経験率が高い結果となりました。


いわゆるデジタルネイティブとして若い頃からSNSを利用してきた層に、フェイクニュースやデマを信じてしまった経験が多いと言えるのかもしれません。



 


では、そうした中で、どのような意識を持っているのでしょうか。




フェイクニュースやデマを気にするかどうか、という質問をしたところ、こちらも「Z世代」の方が「X・Y世代」より高い割合で「気にする」傾向に。

「Z世代」では、約9割という高い傾向が現れました。



より詳細な世代別を確認すると、どの世代も8割を超えており、高い意識がみられます。

中でも、「Z世代」における「中学生」「高校生」、「X・Y世代」における「ミレニアル世代」は意識が高い結果です。


フェイクニュースやデマの経験率に比例していると言えます。


 

フェイクニュースやデマを見極める、判断基準についても聞きました。





両世代で、「他の人の投稿やメディアの記事を調べる」「投稿者の引用元」といったファクトチェックを行う項目の割合が高い結果となりました。


また、「Z世代」では「投稿へのコメント内容」「投稿者のフォロワー数」「投稿へのいいね数・コメント数」が、割合が高い傾向にあります。

第三者的な評価が現れるコメントや数字を、気にする傾向がありそうです。




更に詳細を見ると、「X・Y世代」の中でも、特に「ロスジェネ世代」「バブル世代以上」では、「投稿者のプロフィール」を重視する傾向も見られます。

発信者のプロフィールも、世代によっては重要なポイントとなっているようです。






 

Studyplusトレンド研究所では、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーである若者に向けて、定期的に調査を行っています。



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