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「化学実験」「“学びの履歴書”提出」など多様化する大学入試、受験勉強に没頭するコツは “睡眠” “誘惑断ち” “食事” ~カロリーメイト×Studyplusトレンド研究所が2,399名の受験生活を調査~

更新日:1月12日




Studyplusトレンド研究所では、スマホ普及やコロナ禍を経た受験生の変化を、定期的に発表しております。


この度、2023年11月より受験生応援CM第10弾『光も影も』を公開した、大塚製薬株式会社のバランス栄養食「カロリーメイト」と共同調査を実施いたしました。


『受験勉強』『進路』をテーマに、大学受験に向けて勉強を頑張っている高校3年生・浪人生および大学受験を経験した大学1~2年生の2,399名から、生の声を集めました。


さまざまな観点から、受験生の感情、受験の実態を調査しましたので、ご報告いたします。



 

◆本調査の概要

  • 調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校生3年生・浪人生・大学1~2年生)

  • 回答者  : 2,399名

  • 調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。

  • 調査時期 : 2023年11月24日〜11月27日


※回答者属性

 高校3年生1,930名、浪人生227名、大学1年生172名、大学2年生70名

※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。



 


受験勉強に「没頭」する受験生の多様な感情


スマートフォン普及や新型コロナウイルス感染症蔓延等の影響を受けて、“スマ勉”(=スマートフォンで勉強)やオンライン学習が大きく浸透するなど、受験生を取り巻く環境はここ10年ほどで大きく変化しました。受験生の価値観や進路選択も多様化している中で、「カロリーメイト」の受験生応援CM第10弾『光も影も』では、美大受験などの“多様な受験”の姿が描かれました。



カロリーメイトCM 『光も影も』リンクURL




受験生活を経て湧き出た感情を本調査で複数項目にわたって伺ったところ、受験生の多様性が見えてきました。




「今までの受験勉強を振り返って、漢字一文字であなたの気持ちを教えてください。」と質問したところ、上位3項目は、「辛」「苦」「楽」という結果でした。

ポジティブ・ネガティブ双方の単語が多く見られており、一人ひとりの受験生が抱える感情が多岐にわたっていることがわかります。


 

続いて、受験生の成長実感について聞きました。



回答としては、「人間関係・感謝の気持ち」「忍耐力・粘り強さ」「自己認識・向き合い方」「継続力・努力」「計画性・タイムマネジメント」がそれぞれ10%前後の回答を集めました。人としての成長を実感している受験生が多く、バラエティ豊かな回答が見られています。


 

受験勉強は精神的にもハードです。

今の受験生の支えになっている存在や言葉を聞きました。



支えになった存在としては「学校の友だち」が最多となりましたが、両親や先生といった身近な人からアーティストに至るまで、幅広い回答が集まっています。



支えになった言葉の最多は「友達や仲間との励まし合いの言葉」、続いて「先生からの応援・励ましの言葉」。身近な人からの励ましの言葉が受験生を支えていることが分かります。


3位には「自分ならできる」という言葉が、4位には「音楽・歌詞」がランクイン。

Studyplusトレンド研究所で2023年8月10日(木)から8月16日(水)にかけてZ世代(2023年8月時点で18歳~27歳)530名に「大学受験期に励まされた曲」を聞いたところ、上位5項目が以下の通りです。


  1. 「僕のこと」Mrs. GREEN APPLE

  2. 「できっこないをやらなくちゃ」サンボマスター

  3. 「UR not alone」GReeeeN

  4. 「青春の馬」日向坂46

  5. 「アトラクトライト」*Luna


いずれも「僕」から「僕」へ向けた、自分を奮い立たせていると思われる強い言葉を含めた歌詞を持つ曲であり、受験生が勉強を頑張る上で欲しているメッセージがわかります。


 

カロリーメイトCM『光も影も』では「没頭」する受験生が描かれており、そのコツについても聞きました。



 “睡眠” “誘惑断ち” “食事” が「没頭」のコツに。寝不足や空腹を防ぎ、良い状態を保つために工夫していることがわかります。



 


受験風景の多様化


文部科学省が2023年3月31日に公表した「大学入学者選抜の実態の把握および分析等に関する調査研究」によると、2022年度大学入学者選抜の実施方法は、一般選抜約50%、学校推薦型選抜約30%、総合型選抜約20%となっており、入試形式が多様化しています。(※)


本調査でも特徴的な入試形式、服装やお昼ご飯などを聞いたところ、受験風景も多様化していることが分かりました。


まずは入試形式についてです。



一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜を中心に、さまざまな組み合わせ・形態が見られる結果となりました。

本調査項目と加えて「あなた本人や友達の受験で、珍しいと思った受験形式があれば教えて下さい。」という質問を任意回答で依頼したところ、以下のような特徴的な回答が見られています。


  • 実技にバスケがある

  • ポスターセッションがある(質疑10分)

  • ディスカッション

  • 俳句や短歌、物語を書く

  • 日本語リスニングがある。

  • 高大接続入試

  • 保育関係の学部の推薦入試で面接官に向かって読み聞かせをする

  • 総合探求というもので受験(推薦)を受けることが出来る

  • 2次面接で学びたい分野には関係のないテーマでのプレゼンテーション

  • 化学実験をさせられる入試

  • 英検の成績と、図書館で行う調べ学習・集団ディベートによって決まる

  • 1泊2日でキャンパスで講義を聞き、ディスカッションやプレゼンをした上で、後日面接をする

  • 模擬講義を聞く

  • 試験科目がピアノ

  • 歌唱テスト(童謡を歌う)

  • 体育実技でハードル

  • 医学部で筆記試験がない

  • 大学の先生の授業を聞いて、メモをとり、その内容から問題が出されるという試験。学力は関係なし。

  • 数オリ利用

  • 1科目12時間の試験

  • 物理の問題を面接で解く

  • "学びの履歴書"というものを提出する義務がある

  • 実技で野球をやる

  • 冬季の合宿も夏季の合宿もあること

  • ビブリオバトルをする

  • 友人が受けた公募推薦で、当日渡された1枚の写真をもとにプレゼンを即興で発表する(海のプラスチックゴミ問題など)


 

続いて、受験当日の服装です。



「制服」が中心ですが、動きやすさや温度調節を重視したり、お気に入りの服で気分を高めたりする受験生も見られました。



お昼休憩の食事については、「親の手作り弁当」が最多。

軽食やコンビニ飯を昼食にする割合も多い結果を得ました。



 

受験生が思い描く多様な進路


受験の先に迎える大学生活、その先の就職、大人になってからの自分。受験生が思い描くそれぞれの未来を聞くと、自分自身の「価値観・行動の軸」を大切にしていることが見えてきました。



思い描いている大学生活を聞いたところ、ジャンルとしては半数以上が「学業・研究に熱中」


『法律を勉強して模擬裁判などで実践的なスキルを得てきたい』『好きな日本史の史料などで沢山勉強ができる!』『最先端の癌治療を学ぶことができる講義を受けたい』『自分が今興味あるデンプンやタンパク質などの高分子化合物の研究をする』など、具体的なイメージをしている受験生が多い結果に。


学業のみならず、「友人関係・恋愛が充実」「部活・サークルに熱中」「バイトを頑張る、お金を稼ぐ」などの回答数も多く、さまざまなキャンパスライフを夢見る声が多く見られました。


 

大学生活の先に思い描いている職業を聞くと、以下のようなバラエティ豊かな回答を得ました。


  • 医師・看護師・医療従事者

  • 教師・教育関係

  • 公務員

  • 技術者・エンジニア

  • 研究者・学者

  • 士業・法曹関係

  • アーティスト・クリエイター・芸能人

  • 起業・投資家

  • 航空・宇宙関連

  • マスコミ関係

  • 建築関係

  • スポーツ関連

  • デザイン関係

  • 海外関連

  • 獣医・動物関係

  • 国際関連

  • 福祉関連

  • 警察官・消防士・自衛官

  • 会社員全般




 


最後に、理想の大人像を聞きました。



「価値観・行動の軸を大切にしている」というニュアンスの回答が最も多く、具体的には『自分で適切な判断できる人』『自分がかっこいいと思える自分になる』『自分の軸をしっかり持った人』『ポジティブな判断力のある人』『物事を多方面から考えられて、当たり前だと思われてることにも疑問を持ち,常に自分で考えて行動する人』など、自分自身が納得することを大切にしている受験生が多いことがわかりました。



 

◆本調査の共同研究先のご紹介


「カロリーメイト」 概要

1983 年 4 ⽉に誕⽣したカロリーメイトは、5 ⼤栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)をバランスよく含み、⾝体に必要な栄養素を⼿軽に摂れる「バランス栄養⾷」です。ブロック・リキッド・ゼリーの3タイプをラインアップし、学⽣やビジネスパーソンが食事を摂れないときや、スポーツ時、勉強・仕事中など、幅広い年代の⽅々に様々なシーンで利⽤されています。








 

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