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    • Studyplusトレンド研究所

    浪人生の5割弱が現役時代に合格した大学があったと回答、浪人理由は「第一志望へのこだわり」 ~大学全入時代の浪人生活の実態を調査~




    来月には大学共通テストがはじまり、いよいよ一般入試が近づいてきたシーズンになりました。


    目標達成に向けて勉強を頑張っている受験生の中には、高校を既に卒業している浪人生も数多くおります。


    昨今は大学全入時代とも言われておりますが、現在の浪人生活はどのような実態なのでしょうか。


    Studyplusを利用してくれている浪人生の方々に聞きました。




     

    調査概要

    • 調査対象 :  全国の「Studyplus」ユーザー(浪人生・大学生・大学院生)

    • 回答者  :  351名

    • 【属性分類】浪人生211名、浪人経験者(大学生・大学院生)93名、仮面浪人生(大学生)47名

    • 調査方法 :  学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。

    • 調査時期 :  2023年10月25日〜10月27日


     


    浪人生および浪人経験者のうち、現役時代に合格した大学があった割合は5割弱。浪人を選択した理由は?


    まずは、現役時代(高校3年生時の大学受験)の話から聞いてみました。



    受験勉強のスタートタイミング、最多は「高校3年生の1学期~夏休み」

    一方で、1割が「受験直前」「とくにしていなかった」と回答していました。


    続いて、受験校数です。



    現役時代は「4校以上」が最多、複数大学を受験していた傾向が見られました。


    その上で、現役時代に合格した大学はあったのでしょうか?仮面浪人生を含めずに聞いてみました。



    5割弱が現役時代に合格した大学があった中で浪人を選択したことがわかりました。


    合格した大学があった方に、浪人することを決めた理由を聞きました。



    第一志望へのこだわりの強さから浪人することを決めていることがわかる結果でした。



     

    浪人生は7割以上、仮面浪人生は半数以上が「浪人して良かった」



    ここからは、具体的な浪人生活についてです。

    まずは、浪人をした要因について、振り返っていただきました。



    浪人生・浪人経験者は、「求められる学力が高かったから」が最多。

    仮面浪人生は、「当初から仮面浪人することを決めていたから」が最多です。


    実際の浪人生活をしてみて、どのように感じているのでしょうか。



    浪人生・浪人経験者、仮面浪人生ともに、「孤独」がキーワードでした。

    状況的に、コミュニケーション不足を感じる浪人生が多いことが分かります。


    また、浪人生・仮面浪人生とで苦労の違いがあり、浪人生は「成績の伸び悩み」、仮面浪人生は「大学との両立」を感じていることがわかりました。


    では逆に、どのようなことを楽しい、嬉しいことはどのようなものなのでしょうか?



    浪人生・浪人経験者、仮面浪人生ともに、「成績が上がった、問題が解けた時」にポジティブになっていることがわかります。目標に向けて前進している手ごたえを感じているようです。

    また、苦労している・つらいことで回答が見られた「孤独」とは逆に、友人との繋がりに楽しさや嬉しさを感じる傾向も見られました。


    ポジネガ両方の感情が見られた中で、浪人生活への想いについても聞きました。



    浪人生は7割以上、仮面浪人生は半数以上が「浪人して良かった」と回答しています。


    浪人生活を経て、自身の成長を感じている方も多いのではないでしょうか。



     

    浪人生は7割以上が「塾・予備校」を利用、仮面浪人生は「何も利用していない」が6割


    続いて、塾・予備校や通信教育の利用状況です。



    浪人生は7割以上が「塾・予備校」を利用。

    仮面浪人生は「何も利用していない」が6割。また、「塾・予備校」より「通信教育」の活用率が高いことがわかりました。


    続いて、受験校数についてです。



    浪人生は「4校以上」が最多で4割。仮面浪人生は「他の大学は受験しない」が最多で3割。

    仮面浪人生は、志望度の高い大学に受験校を絞る傾向が見られました。


    現在の第一志望大学に関する、現役時代の志望度を聞きました。



    浪人生・仮面浪人生ともに、半数以上が現役時代も第一志望だったと回答。

    現役時代のリベンジに燃える浪人生が多いことが分かりました。



    最後に、今年の受験生に向けた、浪人生・浪人経験者・仮面浪人生のメッセージをご紹介します。



    浪人生

    『日々の積み重ねというのは本当に大事な事だと浪人して感じます。まあいいや、の後回しが受験本番で自分に返ってきます。妥協せずにお互い志望校に向けて頑張りましょう!!』
    『受験が終わった後にあの時こうしておけばよかったと後悔しないように一分一秒を惜しまず勉強に励んでください!』

    浪人経験者(大学生・大学院生)

    『受験勉強をする時間は人生100年時代のうちのたったわずかです。逃げ出したくなる気持ちは非常にわかりますが、マイナス思考になる時間は何よりも勿体無いです。今の経験は必ずどこかで役に立ちます。努力を積み重ねている皆さんを応援しています。』
    『思いが強ければ絶対叶います!大丈夫です!不安だったり、ほんとに先が見えない辛い時期が続くと思うけど、その先には本気で楽しい未来が待ってます!』

    仮面浪人生

    『模試の成績は、良ければ「この調子で頑張ろう」と捉え、悪ければ「もっと頑張ろう」と捉えることを心がけましょう。自信があった模試が悪いと落ち込みますが、それがモチベーションの低下に繋がるようなことがあってはなりません。模試は過去の成績です。今のあなたは必ずもっと成長している。模試はお守りです。信用も信頼も出来るものですが、それに振り回されないようにしてください。』
    『志望校を下げてしまったらこの先の人生で悔いが残ってしまうので、絶対に第1志望は諦めないようにしましょう!』


     

    Studyplusトレンド研究所 調査所感


    今回は、受験勉強に向けて日々努力をしている浪人生、浪人生活を経て大学生になった浪人経験者、大学に通いながら受験勉強をしている仮面浪人生を対象に調査を実施しました。

    大学全入時代とも言われている中で浪人を選択する理由や、浪人生活の実態について、生の声を集めました。


    浪人生の約半数は、合格した大学があった中で浪人生活を選んだことが分かりました。その理由を聞くと第一志望にこだわるさまざまな理由が見られており、目標に向かう強い意志が感じられます。

    その上で臨んでいる浪人生活は、「孤独」との闘いであることがわかるような声が集まっており、自身の成績を上げることや友人との繋がりを通じて、なんとか前に進んでいることもわかります。


    一番注目したいのは、「浪人したことについて、現在はどのように思っていますか?」という質問に対して、浪人生・浪人経験者は7割以上、仮面浪人生は5割以上が「浪人して良かった」と回答しています。良いことも悪いこともある受験生活を通じて多くの受験生が成長し、自身でもそれを実感していることが分かります。


    受験当日までのラストスパートを、全力で駆け抜けて頂きたいと思います。



     

    Studyplusトレンド研究所では、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーである若者に向けて、定期的に調査を行っています。



    企業・教育機関などで、若者を対象とした共同調査や研究をご希望する方は、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。



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