今後の人生に役立ちそうな教科1位は「英語」〜高校生298人に調査〜
- Studyplusトレンド研究所
- 2025年8月14日
- 読了時間: 5分

Studyplusトレンド研究所では、2025年6月に「学びに関するアンケート」として全国の高校生にアンケート調査を行いました。
<調査概要>
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校1,2年生)
回答者 : 298名
調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
調査時期 : 2025年6月16日〜6月23日
※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。また複数回答可の設問に関して、各選択肢のパーセンテージは、全体の回答者数に対してその選択肢を選んだ人の割合を示しています。1人が複数の選択肢を選ぶことができるため、選択肢の合計は100%を超える場合があります。
本記事内ではご紹介していない結果も含めた完全版レポートをご希望の方は、以下よりお問い合わせください。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe5X3GXkIqLrE8IU-UtmGFoOWwOc0UwuvpehSS-NIeELyediw/viewform?usp=header
今後の人生に役に立ちそうな教科「英語」(24.1%)が一番高い結果に
まずは「今後の人生に役に立ちそうだと感じる教科」について聞きました。他の教科を引き離して「英語」(24.1%)が高く、ついで「国語」(14.0%)「社会」(12.9%)が続きました。


傾向を見てみると、文系・理系ともに「英語」を重視していますが、次に選んだ教科は文系は「国語」や「社会」、理系は「数学」や「理科」が多くなりました。それぞれ理由を見ていきます。
※それぞれの割合はn=(文理✖️性別の人数)として計算しています。

文系・理系ともに、各教科での学びを自分のキャリアや実生活にどう生かせるか考えていることがわかります。特に「英語」はグローバル化への対応手段として文系・理系問わず重要視されています。また「国語」や「社会」を選択した回答者からは、社会で働く際の適切なコミュニケーションに生かすことができるという声が多く、「数学」や「理科」など理系教科については、具体的な職種を想定した回答が多くなっていました。
今後の人生でどう活かしたら良いかわからない教科は「美術」、さらに理系教科が上位に
一方、今後の人生に生かしづらいという教科も聞いてみました。一番多かったのが「美術」(20.8%)、ついで「数学」(15.2%)「音楽」(14.7%)「理科」(14.7%)の順になりました。


「美術」と「音楽」は多くの人が「今後の人生でどう活かせば良いか分からない教科」として上位に挙げました。また、文系は男女ともに「数学」と「理科」を挙げる割合が高くなりました。一方、「ない」と回答した割合は男子理系(20.69%)が最も高く、次いで男子文系 (19.05%)、女子理系 (16.46%)、女子文系 (14.55%) の順でした。男子の方が、今後の人生で活かせない教科が「ない」と回答する割合がやや高い傾向が見られます。それぞれの教科をあげた理由について、以下のような自由回答が得られました。
※それぞれの割合はn=(文理✖️性別の人数)として計算しています。


教養としての要素が強い「美術」「音楽」や、「国語」の中の古典分野に関しては、活用シーンが想像できないという趣旨の回答が多くなりました。
また、「今後の人生に役に立ちそうな教科」として、前の問いで多くの理系学生が挙げていた「数学」は、「どう生かしたら良いかわからない教科」でもランクインしており、理系学生の中でも「数学」に対しての意見が分かれているようです。多くの学生が、高校レベルの高度な「数学」を活用できる場面を想像できないまま勉強している様子が伺えます。
学校の勉強以外で学んでみたいテーマは心理学・文化などの「社会科学」20.2%が最多
続いて、学校の勉強以外で学びたいことについて聞きました。分野ごとに見てみると、「社会科学(心理学・文化など)」が20.2%、「ビジネス・経済(マーケティング・金融・経営・企業など)」が14.8%、「国際交流(英語・海外留学など)」が14.5%となりました。

それぞれの分野に興味を持った理由について、物価高などの社会問題・AIの普及・グローバル化・MBTI診断の流行など、高校生をとりまく状況を反映した回答が数多くみられました。
また「ビジネス・経済」を選んだ学生からは、具体的な職業に就くことを意識した回答も多くあり、積極的に自らのキャリアを築こうとする姿勢が見られます。具体的な回答は以下のとおりです。


「身近な人」がきっかけで学びに興味を持つが24.3%で最多
学校の勉強以外の学びのテーマについて、興味を持ったきっかけは「身近な人」の影響が24.3%と他を引き離して高くなりました。そのほかは、SNSの投稿や動画(13.6%)、学校の授業(12.3%)、ニュース(11.8%)、ドラマ・アニメ・漫画・ゲーム(11.8%)などから影響を受けた人が10%程度となりました。

SNSの発信は「画像」よりも「動画」が良い
さらに、「学びのテーマについてどんな発信方法なら「もっと見たい」と感じるか」については「テンポの良い動画(YouTubeやTikTokなど)」が半数以上(58.4%)を占める結果となりました。「SNSの画像」は34.6%となっていて、SNSによる発信方法は画像よりも動画を求めていることがわかります。一方で、書籍や雑誌、学校や塾の先生からの解説にも30%以上の人が票を入れていて、従来の方法も一定数求められていることも伺えます。

Studyplusトレンド研究所 調査所感
先月、国立青少年教育振興機構が発表した調査によると「社会に出たら理科は必要なくなる」と考えている高校生の割合は日本、アメリカ、中国、韓国の4カ国で日本がもっとも高く、SNSでも話題になりました。
今回の調査でも、文系教科より理系教科の方が「将来に活かしづらい」と感じている傾向がみられ、自由記述では、理系教科は内容が高度になるにつれて、実生活や社会との繋がりを見出しにくくなるという意見が多く見られました。 学校で学ぶ内容を実生活でどのように活用できるのか、知る機会を増やしてあげることが、大人に求められているように感じます。
一方で「歴史などの知識を身につけることで、相手のバックグラウンドに配慮し、適切なコミュニケーションが取れる」「音楽や美術を学ぶことで、言語や文化の違いを超えて多様な人々と分かり合える」「同じ番組を観るときでも、知識があることでより深く楽しめる」といった、教養の必要性を実感する回答も多く寄せられていました。「学び」とはどうあるべきか、私たちも一緒に考えていきたいと思います。
調査の回答者属性
最後に、本調査に協力いただいた回答者の属性をご紹介します。




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