Studyplusトレンド研究所では、SNSに関する調査を定期的に行ってきました。
2022年4月18日(月)から4月19日(火)にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で中学1年生から高校3年生のユーザー1,859人を対象に実施した「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」においては、「何らかのSNSを利用していますか?」という質問では93.5%が「はい」と回答しており、「SNSを利用し始めたのはいつですか?」という質問に対しては、83.8%が中学卒業するまでにSNSデビューをしているという結果を得ました。
一方で、中高生に限らずビジネスマンからシニア世代に至るまで、SNSを使っているような時代。
そこで、中高生に限らず「Z世代」と呼ばれる25歳以下のユーザー、また「X世代」「Y世代」にあたる26歳以上のユーザーも含めた調査を実施。様々な観点からSNSの利用実態に関して聞きました。
全3回に分けて調査内容をご紹介していきます。
第2回目は、SNSにおける「アカウントへの信頼度」に関する意識に焦点を当てて、ご紹介します。
第1回の記事はこちら
<調査概要>
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(全年齢対象)
回答者 : 3,494名
調査方法 : インターネット調査
調査時期 : 2022年9月16日〜9月22日
※本調査において、以下の通り世代を定義しました。
「Z世代」と「X・Y世代」の定義は以下の通り。
属性 | n数 |
Z世代(12歳~25歳) | 2,708人 |
X・Y世代(26歳以上) | 786人 |
※「Z世代」と「X・Y世代」をより詳細に区分した定義は以下の通り。
属性 | n数 |
中学生(12歳~15歳) | 773人 |
高校生(15歳~18歳) | 1,362人 |
大学生・社会人等(19歳~25歳) | 573人 |
ミレニアル世代(26歳~35歳) | 261人 |
ロスジェネ世代(36歳~45歳) | 238人 |
Z世代の親世代(46歳~55歳) | 210人 |
バブル世代以上(56歳以上) | 77人 |
SNSは、多くの人に開かれたツールです。
著名人から一般人に至るまで、さまざまなユーザーが存在する中で、アカウントに対してどのような見方をしているのでしょうか。
アカウントへの”信頼度”という観点で、属性ごとに質問をしました。
リアルでも繋がっている人へのSNS上での信頼度は、「Z世代」は7~8割。
一方、「X・Y世代」では7割未満となっており、「Z世代」の方がリアルでも見知った存在をSNS上で信頼している傾向にあることが分かります。
SNSのみで繋がっている人への信頼度は総じて3割未満となりました。
世代別の差異に注目すると、Z世代では「あまり信頼できない」「信頼できない」割合が、他の世代より高い傾向にあることが分かります。
SNSで繋がっていない人=フォローフォロワー外への信頼度はより低く、総じて2割未満となりました。
ここでも、Z世代では「あまり信頼できない」「信頼できない」割合が高い傾向にあります。
対照的に、「著名人・インフルエンサー」への信頼度は、「Z世代」の中でも特に「中学生」「高校生」において「信頼できる」「少し信頼できる」割合が高く、全体の半数を超える結果となっております。
「企業が運営しているアカウント」に関しても、世代が低くなるほど、「信頼できる」「少し信頼できる」の割合が高い傾向に。「中学生」「高校生」では8割超、「大学生・社会人等」では7割超に。
最後に、「公式マークがついているアカウント」。
こちらも、Z世代では信頼している割合が高いことが伺えます。
「Z世代」はリアルでも繋がりがある存在、著名人・企業などの顔が分かる存在、第三者的なお墨付きのある公式マークへの信頼度が強い結果となっており、SNS上でアカウントを信頼する理由として、”顔がわかる”対象であるかどうかを、重視する傾向にあることが考えられます。
一方で、「X・Y世代」においては、「Z世代」ほど”顔がわかる”対象への信頼度は高くない傾向に。
また、SNS上のみで繋がっている存在・出会った存在を、中立に判断していることもわかりました。
Studyplusトレンド研究所では、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーである若者に向けて、定期的に調査を行っています。
企業・教育機関などで、若者を対象とした共同調査や研究をご希望する方は、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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